KSN俳句の会
(KSN俳句の会改め)

 
 シニアあすなろ句会は毎月原則第二木曜日午前  
  
場所:ささえ愛センター一階


       令和3年4月
① 神野祐紀雄

・何事も他人事ならず柳絮舞ふ
・合唱も胴上げもなく卒業す

② 遠山園生

脳トレの教材届く老いの春
桃の花活けし写メール届きをり

青木志津 誰も居ぬ平和公園花の雨
山の湯に花びらふはり舞ひこめり  
④ 新城岩夫  囀りをねらふカメラに風やさし
山笑ふ空の青さやベレー帽

⑤ 中根弘子

大手門天守背に飛花落花
風のなか幸せ運ぶ鼓草

⑥ 池上悦美 ・花まつり人と人との間あけ
新緑や辻の地蔵のよだれ掛け
⑦ 加藤初代 ・雨だれにひとりうなずく春の宵
・いさぎよし笑顔遺して椿落つ
⑧ 加藤太一 ・石舞台廻る並木の花吹雪く
寿の軸に一筆賜ふ春
⑨ 長谷川弘代 支へ合ひ淑やかに咲く貝母かな
庭隅の沈丁の香に呼ばれをり

⑩ 西尾えり子
春の山風の中入り友の声
木から木へ栗鼠の戯る春の山

三浦鏡子 ・大木の枝垂桜も苔むして
しつぽりと草木潤す菜種梅雨
 ⑫ 磯村通子  
・新目刺し食ぶ安全靴の漢かな
・平ざるの子持ち鰊や夕厨



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