(KSN俳句の会改め)
(KSN俳句の会改め)
| シニアあすなろ句会は毎月原則第二木曜日午前 場所：ささえ愛センター一階 |
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令和3年3月 |
| ① 神野祐紀雄 |
・春めくもけふも歳時記繰るばかり |
| ② 遠山園生 |
・古火鉢六角の隅欠けてをり |
| ③ |
・しずもりて山湖のあした残り鴨 ・せせらぎの光の中の蕗のとう |
| ④ 新城岩夫 |
・うりずんの雨よ清めよコロナ禍を ・コロナ禍の終息祈る二月尽 |
| ⑤ 中根弘子 |
・名園に万葉よりの落ち椿 |
| ⑥ 池上悦美 | ・庭の花競ふごとくに椿寺 |
| ⑦ 加藤初代 | ・ちろちろと用水の流れ春を待つ ・雛の前ひつそり点てる薄茶かな |
| ⑧ 加藤太一 | ・たたら鉄の模擬奉納や小雪舞ふ ・寒き中古代衣裳の巫女の舞ひ |
| ⑨ 長谷川弘代 | ・のどけしや抜き足の鷺魚追ふ ・電線に踏ん張る雀春一番 |
| ⑩ 西尾えり子 | ・春めく日遠回りする散歩道 ・若駒や三頭揃ひて白茶黒 |
| ⑪ 三浦鏡子 | ・陽炎を踏みて畦道子ら走る ・撮り合ひし卒業写真色褪せて |
| ⑫ 磯村通子 | ・迷ふ程呼びかけてくる種袋 ・啓蟄や耐震のビル顔を出す |
