(KSN俳句の会改め)
(KSN俳句の会改め)
| シニアあすなろ句会は毎月原則第二木曜日午前 場所：ささえ愛センター一階 |
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令和3年12月 |
| ① 神野祐紀雄 |
・雪吊の向かふを渡る蝕の月 |
| ② 遠山園生 |
・リハビリの先に望みを冬日向 |
| ③ |
・寒灯の終夜海守る竜飛岬 ・ピアノ跡軋む板の間朔の月 |
| ④ 新城岩夫 |
・冬ざるる八十路の枷の入れ歯かな ・月食てふ衣纏ひて冬の月 |
| ⑤ 中根弘子 |
・一列に一斉に飛ぶ浮寝鳥 |
| ⑥ 池上悦美 | ・一列に美しき僧侶や寒の行 ・ふと抓むごまめ黒豆噛み応へ |
| ⑦ 加藤初代 | ・抜け出せぬ炬燵の中で一句二句 ・冬銀河逝きし人等はどのあたり |
| ⑧ 加藤太一 | ・利休の孫設ふ茶庭秋深む ・黒雲を日の矢突きくる冬の朝 |
| ⑨ 長谷川弘代 | ・犬の輪に入れぬチワワ冬桜 ・初冠雪ＱＲで見る伊吹かな |
| ⑩ 西尾えり子 | ・冬の海釣果掲げて笑み溢る ・冬ぬくし黒き石塔白き文字 |
| ⑪ 三浦鏡子 | ・日暮れまで晴天なれど初時雨 ・来年も無病息災冬至粥 |
| ⑫ 磯村通子 | ・口車に乗ってしまひし神の留守 ・すれ違ふこじゃれた人の冬帽子 |
