KSN俳句の会
(KSN俳句の会改め)

 
 シニアあすなろ句会は毎月原則第二木曜日午前  
  
場所:ささえ愛センター一階


        令和2年6月
① 神野祐紀雄

二波三波来たる日常青嵐
夏兆す注射器確と新ナース

遠山園生

兄のやう句の師みまかり余暇の雨
数独に時を過ごしぬ梅の雨

青木志津 ・日は永し畝の揃ひて曲がりをり
・乗つ込みや両手するりと鮒の肌

④ 新城岩夫  ココロナ明け栴檀散りぬ植物園
青嵐地球を巡るコロナ連れ
⑤ 中根弘子

豆ご飯漬け物二三夕厨
薬増え老い知らさるる時計草

池上悦美 梅雨湿り記念の湯呑み打ち落す
托鉢や弘法井戸に夏椿

⑦ 加藤初代

青嵐独居になり聴くショパン
主なき庭の桔梗は明智の紋

⑧ 加藤太一 梅の実の未熟なままに数多落つ
新緑や翁の句碑と記念撮り
⑨ 長谷川弘代 囀の中へと朝の散歩かな
一夜雨芍薬の花崩すなり
⑩ 西尾えり子
作り立てラインで送る柏餅
葉に乗りて咲きたる朴のミルク色


三浦鏡子
・外出もままならぬ朝梅雨の入り
衣がえペタルも軽く女高生



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