KSN俳句の会

 
  KSN俳句の会は毎月原則第二木曜日午前  
  
場所:ささえ愛センター一階

        平成29年6月
神野祐紀雄

・梅雨冷えや術後の眼帯はずしたり
・素麵の赤き一筋遊びをり

丹羽しづ子

・もみじ手の抱きてばあばの五月晴 
・老鶯の薮中に居て晴れやかに

遠山園生  ・梅雨寒や日課怠り一日過ぐ
・かじか鳴く鬼伝説の吉備路なり
青木志津 ・大粒の雨音に和し蛙鳴く
・番蝶里山広く縫ひて行く
尾崎洋子 

・坂下るペダルの少年風青し
・灯台へ抜け道険し朱夏の風

新城岩夫 ・梅雨明けて瀬音も高く鳥も鳴き 
・梅雨明けの蒼に映ゆる甍かな
    中根弘子 ・花空木利休ねずみのやはらかき
・雨後の空しじまの中に四葩咲く
    池上悦美 ・百年の百姓屋敷スギナ抜く
・赤とんぼふたつつながる交差点
すずき こうし 
鱸鉱志先生
・梅雨寒やアルバム数冊出し仕舞ふ
・河童橋一目散に夏きざす 

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