KSN俳句の会は毎月原則第二木曜日午前 場所:ささえ愛センター一階 |
平成29年6月 | |
①神野祐紀雄 |
・梅雨冷えや術後の眼帯はずしたり |
②丹羽しづ子 |
・もみじ手の抱きてばあばの五月晴 |
③ 遠山園生 |
・梅雨寒や日課怠り一日過ぐ ・かじか鳴く鬼伝説の吉備路なり |
④ 青木志津 |
・大粒の雨音に和し蛙鳴く ・番蝶里山広く縫ひて行く |
⑤ 尾崎洋子 |
・坂下るペダルの少年風青し |
⑥ 新城岩夫 |
・梅雨明けて瀬音も高く鳥も鳴き ・梅雨明けの蒼に映ゆる甍かな |
⑦ 中根弘子 | ・花空木利休ねずみのやはらかき ・雨後の空しじまの中に四葩咲く |
⑧ 池上悦美 | ・百年の百姓屋敷スギナ抜く ・赤とんぼふたつつながる交差点 |
すずき こうし 鱸鉱志先生 |
・梅雨寒やアルバム数冊出し仕舞ふ ・河童橋一目散に夏きざす |