2017年2月

	平成29年2月
①神野祐紀雄	・俯ける蠟梅淡く香りけり・ランドセル大きくお辞儀入学児
②丹羽しづ子	・起き抜けの庭広くなり雪景色・店先の紅梅一枝和菓子店
③ 遠山園生	・熱燗や益々論の熱くなり・ランナーに雪容赦なく京の街
④ 青木志津	・寒禽の嘴に水玉ひかり立つ・雪催糸巻く手元せかさるる
⑤ 尾崎洋子	・門番は二日限りと雪だるま・厳かや杜に白馬の息白し
⑥ 新城岩夫	・電車待つ駅に雪降る日暮れかな・冠雪のシエラネバダは蒼天に
⑦ 中根弘子	・眼福や六花の変化やどの窓・白銀や峰々かざる王ケ頭
⑧ 池上悦美	・雪の朝小鳥の声の澄みにけり・雪を愛で雪見障子の窓越しに
すずき　こうし鱸鉱志先生	・安曇野に遠雪崩聞く一人旅・しんしんと初雪といふ無音界

	平成29年2月
①神野祐紀雄	・俯ける蠟梅淡く香りけり・ランドセル大きくお辞儀入学児
②丹羽しづ子	・起き抜けの庭広くなり雪景色・店先の紅梅一枝和菓子店
③ 遠山園生	・熱燗や益々論の熱くなり・ランナーに雪容赦なく京の街
④ 青木志津	・寒禽の嘴に水玉ひかり立つ・雪催糸巻く手元せかさるる
⑤ 尾崎洋子	・門番は二日限りと雪だるま・厳かや杜に白馬の息白し
⑥ 新城岩夫	・電車待つ駅に雪降る日暮れかな・冠雪のシエラネバダは蒼天に
⑦ 中根弘子	・眼福や六花の変化やどの窓・白銀や峰々かざる王ケ頭
⑧ 池上悦美	・雪の朝小鳥の声の澄みにけり・雪を愛で雪見障子の窓越しに
すずき　こうし鱸鉱志先生	・安曇野に遠雪崩聞く一人旅・しんしんと初雪といふ無音界