KSN俳句の会

 
  KSN俳句の会は毎月原則第二木曜日午前  
  
場所:ささえ愛センター一階

        平成28年11月
神野祐紀雄

・百歳も夢には非らじ寒椿
・五穀米一汁一菜冬に入る

丹羽しづ子

・実生柿八年満たず五つ六つ
・縁側の猫のびやかに小六月

遠山園生 
・庭師入りこざつぱりして冬に入る
・一切を気骨の父や冬木立

青木志津 ・若冲の三百年展京の秋
・川底の小石叩きし鮭遡上
尾崎洋子 

・信濃路の真青なる空林檎もぐ
・晩鐘の余韻糸ひく秋思かな

新城岩夫 ・ファミレスに親子集ひぬ今朝の冬
・冬立ちぬ同期の友逝くまた一人
    中根弘子 ・あざやかに大地をかざる竜田姫
・白壁や旧街道の帰り花
    池上悦美 ・冬の雨無常に包む車椅子
・芸極め幹二郎逝く冬舞台
すずき こうし 
鱸鉱志先生
・登るほど柿の里なり明知線
・落人の村に人無しばつたんこ

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