KSN俳句の会は毎月原則第二木曜日午前 場所:ささえ愛センター一階 |
平成28年10月 | |
①神野祐紀雄 |
・歳時記の手擦れ親しき長き夜 |
②丹羽しづ子 |
・朝露の光あまねく散歩道 |
③ 遠山園生 |
・転がせば楕円形なり芋の露 ・老老の介護者数多敬老日 |
④ 青木志津 |
・土砂崩壊山肌あらは秋黴雨 ・棟梁に天の匠のいわし雲 |
⑤ 尾崎洋子 |
・被災の地花野今はほ錆びつきぬ |
⑥ 新城岩夫 |
・しがみつく命に似たり露の玉 ・鰯雲ビルの谷間に波を描き |
⑦ 中根弘子 | ・晩景の京都清水秋時雨 ・呼鈴や秋を届けし宅急便 |
⑧ 池上悦美 | ・障子貼り夫婦の息の合わせどこ ・酔芙蓉咲き終えポトリ落ちしかな |
すずき こうし 鱸鉱志先生 |
・八角堂風鐸しずか露とどむ ・列島は水の惑星秋出水 |